相続などで空き家を所有している方のなかには遠方にあるなどの理由から、つい放置してしまっている方もいるかもしれません。
しかし空き家を放置すると、さまざまなトラブルの原因となってしまいます。
とくに空き家では火災のリスクが高くなってしまうため注意が必要です。
ここでは愛知県岡崎市で空き家を所有している方に向けて、空き家火災の原因や対策だけでなく所有者の責任についてもあわせてご紹介します。
空き家火災の出火原因とは?
空き家には居住者がおらず、火の使用がないのに火災のリスクが高くなるのはなぜなのでしょうか。
空き家火災の主な原因は「放火」「タバコのポイ捨て」「ガス漏れ」「配線機器のトラブルや漏電」などです。
これらの原因のなかでも「放火」もしくは「放火の疑い」はもっとも多く、出火原因の約10%を占めています。
管理されていない空き家は、人の気配がないことに加えて敷地内の様子がわかりやすいため放火犯に狙われやすくなってしまうのです。
また敷地内に不用品などが放置されている場合には、放火だけでなくポイ捨てされたタバコが引火してしまうリスクも高くなってしまいます。
空き家火災への対策とは?
空き家火災を起こさないための対策として有効なのは「管理」「戸締り」「片付け」です。
配線機器などのメンテナンスやガス点検など建物の管理を定期的におこない、不審者が入り込まないように戸締りをしましょう。
庭や建物の外周を片付けることも引火による火災を防ぐためには効果的な対策といえます。
また今後住む予定がなく、管理が難しいのであれば売却を検討するのも一つの方法といえるでしょう。
空き家火災が発生したら所有者に責任はある?
所有している空き家で火災が発生した場合は、所有者も責任に問われるのでしょうか。
日本では「失火責任法」によって、火災で隣近所への被害が出た場合でも所有者が責任を問われることは基本的にありません。
しかし、所有者が空き家の放置や管理を怠っていたことが原因で火災が発生したと認められた場合は「重過失」となり、損害賠償などの責任を問われることがあるので注意が必要です。
所有している空き家で火災が発生してしまうと、損害賠償やお詫びとして大きな出費のリスクもあるため火災保険の加入を検討する必要もあるでしょう。
まとめ
空き家火災の多くは、放火やタバコのポイ捨てによる引火など管理が行き届かないことが原因です。
所有している空き家で火災が発生してしまうと、状況によっては所有者が責任を問われることもあるため対策を立てておく必要があるでしょう。
遠方にあるなどの理由で管理が難しい場合は、売却を検討するのも一つの方法です。
空き家の管理や売却に悩んだときは、信頼できる専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
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