不動産の購入を検討している方のなかには「親が高齢になったので二世帯住宅を検討している」という方も多いでしょう。
二世帯住宅の購入を後悔しないためには、事前に正しい知識を得ておくことが大切です。
今回は、二世帯住宅の購入を検討している方に向けて、二世帯住宅を購入するメリット・デメリットや節税効果について解説します。
二世帯住宅とは？購入の際は間取りを慎重に検討しよう！
二世帯住宅の定義とは「親世帯と子世帯が一緒に生活することを前提として建てられた住宅」です。
ただし、必ずしもすべての住宅設備やスペースを共用するわけではなく、各世帯で生活空間を分けるような間取りもあります。
もし、二世帯住宅を購入するのであれば、間取りは慎重に検討しなければなりません。
多くの場合、二世帯住宅の購入動機は「親の介護が必要になった（なりつつある）」でしょう。
介護と普段の生活を両立するには、段差や動線などに配慮した間取りが必要となります。
また、小さな子どもがいる場合は、子育てしやすい部屋の配置や設備の導入も意識しなければならず、いずれにせよ間取りは慎重に決めないといけません。
二世帯住宅を購入するメリット・デメリットとは？
二世帯住宅を購入するメリットは、家事・育児を助け合えることや生活費・水道光熱費を安くできること、節税効果に期待できることなどでしょう。
また、共用する設備やスペースが多いほど、建築コストをカットできます。
二世帯住宅を購入するデメリットは、それぞれの世帯のプライバシーが守られにくい点でしょう。
また、生活時間のズレによるストレスを感じてしまうこともあります。
こういったトラブルを避けるためにも、二世帯住宅の間取りは慎重に決める必要があるのです。
二世帯住宅の購入による節税効果とは？
対象の二世帯住宅が「完全分離型」、つまりそれぞれの世帯が独立して生活する造りである場合、各世帯を別々に登記すれば不動産取得税や固定資産税を軽減可能です。
また、それぞれの世帯が共有の名義で登録する「共有登記」もしくは「親世帯の単独登記」の二世帯住宅であれば「小規模宅地等の特例」が適用され、土地の相続税を安く抑えられます。
ただし、完全分離型の定義は自治体により異なるため、購入前に役所で確認しておきましょう。
まとめ
今回は、二世帯住宅の購入を検討している方に向けて、二世帯住宅を購入するメリット・デメリットや節税効果について解説しました。
二世帯住宅で快適な生活を送っていくためにも、それぞれのライフスタイルにあった間取りを慎重に検討しましょう。
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